食用になる樹


品種名
学名
特徴
アーモンドバラ科淡いピンクの花だけでも価値ある樹。
種を割って食用部を出す。
アケビAkebia quinataアケビ
雄雌同株だが、雄花が少ないのでゴ
ヨウアケビと一緒に植えて実を楽し
む。耐寒、つる性。果実は長さ6cmほ
どの楕円形で熟すと裂ける。白い果
肉は黒い種子が多いが甘みがあり、
また厚い果肉も炒めて食べるい。
ゴヨウアケビAkebia×
pentaphylla
アケビとミツバアケビの雑種と考えら
れる。雄雌同株。4〜5月、暗紫色の
花が咲く。丈夫なつる性。落葉耐寒。
アロニア
‘オータムマジック’
‘アルブティフォリア 
ブリリアント’
Aronia 
melanocarpa/
arbutifolia
バラ科カマツカの様な小さな花をつけ、光沢
のある黒紫色の実は生食でき、ジュ
ースやジャムなどに加工できる。樹高
3m。耐寒。‘アルブティフォリア ブリリアント’
は赤実タイプで食用には不向のよう。
アンズPrunus 
armeniaca
別名「カラモモ」。3〜4月に淡紅色の花
が咲く。耐寒性の強い果樹。
イチイTaxus 
cuspidata
イチイ
別名「オンコ」「アララギ」。耐寒性の常緑
高木。雄雌異株。9〜10月に赤く熟す
実の仮種皮は甘くて食べられるが種
子には毒がある。
イチジクFicus caricaクワ科別名「トウガキ」。黒紫色に熟した実は生
果・乾果どちらでもOK。樹高4m。寒
い地方では夏秋に収穫できる品種を
植えて、夏果をメインで楽しむ(秋果
が熟する前寒くなってしまうので)
オリーブOlea europaeaモクセ
イ科
小型で細い銀色がかった葉。5〜6
月、芳香のある黄白色の花をつけ、
10〜11月、光沢のある黒い楕円形の
実をつける。常緑。耐寒弱。
カシグルミJuglans regiaクルミ
別名「テウチグルミ」。雄雌同株。核果は
直径4〜5cmの球形で灰緑色。10月
ごろ熟し、中の種子は食用になる。耐
寒。樹高10〜20m
カシワJuglans regiaブナ科葉は柏餅を包むのに使う。実は丸
い。秋に葉は枯れるが完全に落葉せ
ず翌年まで残る。耐寒落葉高木。
カマツカPourthiaea 
villosa
バラ科和名は材が硬くて丈夫で折れにくいの
で鎌(カマ)の柄(ツカ)に使われたことに
由来する。白い可憐な花をつけ秋に
は赤い甘酸っぱい実をつけ食べられ
る。秋に紅葉する。耐寒落葉。樹高5
〜7m
ガマズミViburnum 
dilatatum
スイカ
ズラ科
初夏、小さな白い花がまとまって咲
き、秋に赤い実がなり食べられる。耐
寒。樹高2〜4m
オオチョウジガ
マズミ
カヤTorreya 
nucifera
イチイ
環境への適応性、耐陰性に優れる。
実は煎って食べることができる。雄雌
異株。耐寒性常緑針葉樹。樹高10m
以上。木材は将棋や囲碁の盤に。
アカフサスグリRibes rubrumユキノ
シタ科
6月にルビーのように輝いて熟す実
は、そのままでも食べられるが、酸味
が強いのでケーキやクッキー、果実種
などに利用する。耐寒落葉。樹高1.5
チョーチンスグ
Ribes 
ヨーロッパ伝統のホームフルーツ。実
は縦縞入りでフサスグリよりひとまわ
り大きく、6月頃に暗紅色に熟す。ス
グリの中で最も風味に優れ、生食・ジ
ャム・果実酒などに。耐寒落葉低木。
カリンChaenomeles 
sinensis
バラ科4月、淡紅色の花が咲き、10月に大型
で西洋ナシのような黄色で芳香のある
実をつける。但し実が硬く食用には向
かない。果実を楽しむならマルメロが
オススメ。落葉耐寒。樹高10m弱
キウイフルーツ
(グリーン,イエロー)
Actinidia 
chinesinsis
マタタ
ビ科
雄雌異株。タンパク質分解酵素アクテ
ィニディンの他に、ビタミンCとEも豊富
に含むヘルシーフルーツ。イエロー系は
ビタミン量が2倍、グリーン系はポリフェ
ノールが豊富。耐寒つる性。
クコLycium 
chinense
ナス科8〜11月、1cm程の紫色の花を1〜4
個束生する。果実は1.5〜2.5cm程の
楕円形の液果で、橙紅色に熟し、食
べられる。耐寒性落葉低木。
実なりクチナシGardenia 
jasminoides
アカネ
別名「センプク」。6〜7月に枝先に芳香
性で純白の一重花をつける。個性的
な形の実は黄色〜黄赤色に熟し、食
品の着色料などに使われる。関東南
部以南。常緑低木。
クランベリーOxycoccus 
quadripetalus
ツツジ
和名「ツルコケモモ」。高層湿原などにミズ
ゴケなどと一緒に生える。茎は横に這
う。液果は直径1cmほどの球形で紅
色に熟し、食べられる。ジャムや果実
酒などにも。耐寒性常緑低木。
月桂樹Laurus nobilisクスノ
キ科
別名「ローレル」。葉は濃緑色で芳香が
あり、臭い消しに料理に使われる。雄
雌異株で、日本ではほとんど雄木。東
北南部以南。常緑。樹高10m
コシアブラAcanthopanax 
sciadophylloides
ウコギ
別名「ゴンゼツ」。タラノメより美味しいと
いう話の山菜。新芽を天ぷらにして食
べる。耐寒落葉高木。
サクランボPrunus aviumバラ科‘佐藤錦’‘高砂’‘ナポレオン’‘暖地桜
桃’など。
サルナシActinidia argutaマタタ
ビ科
別名「シラクチヅル」「コクワ」。日本のキウ
イフルーツ。果実は長さ2〜2.5cmの
楕円形で淡緑黄色に熟し、甘酸っぱく
ておいしい。健康果実として注目され
ている。耐寒落葉つる性。
山椒
紫葉山椒
Zanthoxylum 
piperiyum
ミカン
別名「ハジカミ」雄雌異株。対生する刺
がある。実は5mmほどの黒い球形で
辛い。芳香のある若葉や種子を香味
料にする。果皮は薬用。耐寒落葉。
樹高2〜4m
サンシュユ
 ‘金時’
西洋サンシュユ
 ‘ショリコ’
Cornus 
officinalis/
mas
ミズキ
葉に先立って黄色い小さな花が花火
のように咲く。秋に赤く熟す果実は食
べられる。耐寒落葉高木。‘ショリコ’は
英名「コーネリアンチェリー」。超大実で糖度
14%。ジュースなどにも◎。
ジューンベリーAmelachier 
canadensis
バラ科別名「アメリカザイフリボク」4〜5月、純白の可憐な花をつける。6月、紅色〜紫色に熟し生食・ジャム・果実酒などで楽しめる。秋の紅葉も美しい。シンボルツリーにも。耐寒性落葉高木。
スノキVaccinium 
smallii
ツツジ
別名「コウメ」。小さめの葉が秋に美しく紅葉する。5〜6月、スズランに似た白緑色に紅をさす小さな花が垂れ下がる。黒紫色に熟す実は酸味がある日本古来のブルーベリー。落葉低木
西洋ハシバミ
 ‘プルプレア’
Corylus maximaカバノ
キ科
別名「ヘーゼルナッツ」。芽立ちが明るい赤紫色で、のちに濃い赤紫色になる。花・実も紫色を帯びる。実は食べられる。耐寒落葉。樹高2m
タラノキAralia elataウコギ
枝や葉に刺が多い。葉は枝に対になって並んでつく。8〜9月、白い小さな花がたくさんまとまってつく。若芽は食べられる。耐寒性落葉低木。
チャCamellia 
sinensis
ツバキ
樹形は根元から株立ち状で葉には光沢がある。丸く刈り込まれることが多いが、そのままにしておくと高さ7〜8mになることもある。10〜11月、やや小さいがツバキに似た芳香性の白い花をつける。東北以南。常緑低木。
ナツメZizyphus jujubaクロウ
メモド
キ科
和名は“夏芽”のことで、初夏になって芽を出すことによる。家庭果樹。果実は2〜3cmの楕円形で茶色く熟し、食用や薬用になる。耐寒落葉。樹高5m
ニワウメPrunus 
japonica
バラ科地際から株立ち状。3〜4月頃、淡紅色〜白色の小さな花を幹に接して多数つける。7月頃、赤紫色の実が熟し、食べられる。耐寒落葉低木。
ネクタリンPrunus persica 
var. nectarina
バラ科桃の仲間果実は黄色で、甘味がやや多く、酸味も強い。果実の表面が無毛でつるっとしている。4月頃、葉の出る前に枝いっぱいにつける淡紅色の花も見事。耐寒。
ハスカップLonicera 
caerulea var. 
emphyllocalyx
スイカ
ズラ科
昔からアイヌ民族の不老長寿の秘薬とされてきた。英名「ハニーベリー」。芳香があり、甘酸っぱい濃いブルーの果実はビタミン類が豊富に含まれる。耐寒低木。
ハナイカダHelwingia 
japonica
ミズキ
別名「ママッコ」「嫁の涙」。雄雌異株。葉の中央辺りに雄株は数個、雌株は一個の小さな花をつける。果実は黒い小さな球形で甘みがある。若葉は山菜として利用される。耐寒落葉。樹高1〜2m
ビックリグミElaeagnus 
gigantea
グミ科別名「ダイオウグミ」。6月頃、赤く熟す実は2cm前後と大きくやや渋みがある。耐寒落葉樹高4m
姫イチゴノキArbutus unedoツツジ
英名「ストロベリーツリー」。スズランに似た白い花を11〜12月につけ、同時に赤く熟す実をつける。実はジャムや果実種に利用できる。常緑。樹高3m。北関東以南。
フェイジョアFeijoa 
sellowiana
フトモ
モ科
株立ち状で整った樹形。葉裏が銀白色。6〜7月に花弁が紅をさした白で中心が鮮紅色の独特な花が咲く。10月頃、甘みと芳香のある実がなる。常緑。樹高5m。関東南部以南。
ブラックベリー
 ‘ソーンフリー’
Rubus 
fruiticosus
バラ科キイチゴの仲間。初夏のピンク花も見事。夏に黒紫に熟す実は生食やジャムなどに。耐寒性。枝がかなり伸びるので植える場所は注意。
ブルーベリー
(ハイブッシュ系、サ
ザンハイブッシュ系)
Vacciniumツツジ
4〜5月頃、白色の小さい釣鐘形の花を房状につける。夏から秋にかけて濃青紫色の実がなり、生食やジャムなどに。一本ではあまり結実しないので、数株以上の植栽が望ましい。葉は紅葉する。耐寒落葉低木
プルーン
 ‘サンプルーン’
 ‘シュガープルー
ン’
Prunus 
domestica
バラ科西洋スモモ。カリウム、鉄分、ファイバーを豊富に含み、抗酸化物質の含有量は果物の中でトップ。‘サンプルーン’は果肉黄色。糖度18〜20度。9月収穫。‘シュガープルーン’は果肉オリーブ色。糖度14〜16度。収穫8月。
ヘーゼルナッツCorylus
heterophylla
カバノ
キ科
和名「ハシバミ」。3〜4月に5cm程の垂れ下がる雄花と小さい雌花をつける。1.5cm程の、総苞包まれた実は食べられる。耐寒落葉。樹高4〜5m
ボダイジュ
フユボダイジュ
Tilia miqueliana
/cordata
シナノ
キ科
独名「リンデン」和名「シナノキ」。6月ごろ、淡黄色の香りのよい花が垂れ下がるようにつく。ヨーロッパではこの花をハーブティーにして楽しむ。ハート型の葉の黄葉も美しい。耐寒落葉高木。「フユボダイジュ」は「コルダータ」ともいい、ドーム型の樹形に光沢のあるハート型の葉。
ポポーAsimina trilobaバンレ
イシ科
5月頃、紫色のカスタネットのようなユニークな花を咲かせる。アケビに似た果実はおいしい上に栄養価が高く、ダイエット食品として注目されている。落葉高木。東北以南。
ムベ
大実ムベ
Stauntonia
hexaphylla
アケビ
別名「トキワアケビ」「ウベ」。初夏、中心に紅をさす黄緑色の星形のユニークな花が集まって咲く。ツルを長く伸ばし、絡み付いて登はんする。実はアケビに似ており、食べられる。雌雄同株の耐寒常緑。
モモ(実桃)Prunus persicaバラ科4月上旬、葉に先立ってピンクの花が枝を覆うように樹全体につく。7〜8月、黄白色〜紅色に熟し、食用にする。耐寒落葉。
ヤマブドウVitis coignetiaeブドウ
葉に対生して巻きひげを出し、他の木に絡みつく。6月頃、黄緑色の小さな花を房状に多数つけ、10月頃、直径8mm程の球形の液果が黒紫色に熟し、酸っぱいが食べられる。果実酒やジュース、ジャムなどにも。葉は秋に紅葉する。耐寒落葉つる性。
ユスラウメPrunus
tomentosa
バラ科4月初旬、葉と同時かまたは早くに白または淡桃色の小さな花が多数咲く。6月頃、赤く熟す果実は食べられる。耐寒落葉。樹高3〜4m
ラズベリー
 ‘インディアン サ
マー’
 ‘サンタナ’
Rubus idaeusバラ科キイチゴの一つ。6〜7月頃赤く熟す実はそのまま食べると酸味がある。ジャムやジュースなどにも。
リンゴ
 ‘アルプス乙女’
 ‘フジ’
クラブアップル
 ‘ゴージャス’
 ‘ドルゴ’
 ‘ゴールデン オ
ーネット’
Malus バラ科‘アルプス乙女’は小玉。着花性・着果性に優れる。糖度15度。9〜11月収穫。‘フジ’は鮮やかな紅色の果実。糖度16度。10月下旬収穫。ともに耐寒。花は薄いピンク。クラブアップルは庭園観賞用のリンゴ。果実は小さく、生食ではあまりおいしくないのでジャムなどに。
リンゴ バレリ
ーナツリー
 ‘メイポール’
 ‘ボレロ’
 ‘ポルカ’
 ‘ワルツ’
Malus 
domestica
バラ科バレリーナの足のようにすーっと上に伸び、横枝がほとんど出ないので小スペースでも栽培可能。‘メイポール’は濃いピンクの花に濃い紅色の果実。‘ボレロ’は更紗(紅を差す白)の花に黄色の果実。‘ポルカ’は更紗の花に鮮やかな赤い果実。‘ワルツ’は薄いピンクの花に朱色の甘い果実。いずれも耐寒。



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